屋根の高圧洗浄の解説です

屋根塗装工事の工程の中で最も大事な工程の一つが高圧洗浄の工程になります。

カラーベストの場合脆弱な旧塗膜などが残った上に塗装すると、その部分は早期の塗膜剥離の原因になり、又、モ二エル瓦屋根の場合は、着色スラリーが基材のコンクリートにほとんど密着していない為、同じく残っていた場合塗装後の早期の塗膜剥離に繋がります。

ここでは屋根塗装に失敗しないように、高圧洗浄について詳しく解説しています。

下の写真は高圧洗浄不足による塗膜剥離した屋根です。

下の写真は高圧洗浄前のモ二エル瓦屋根です。

モ二エル瓦とはコンクリートを基材にして1mm程度の着色スラリーの上に耐候性のあるクリヤー塗装を施した瓦で、10年もすると経年劣化でクリヤーがほぼ無くなりスラリー層が剥き出しになります。

この着色スラリーが脆弱でコンクリート基材に乗っているような状態で、高圧洗浄でこの着色スラリーを綺麗に洗い流さないと残った部分が早期の塗膜剥離のトラブルに繋がる場合があります。

現況クリヤーが全く無くスラリー層が剥き出しになり、一面コケやカビに覆われた状態です。

着色スラリーやコケ、カビを丁寧に洗い流します。

時間をかけてコンクリート基材が見えるくらい綺麗に洗い流しました。

この状態まで洗浄して初めて次の工程に進めます。

次にカラーベスト屋根の高圧洗浄です。

全体を丁寧洗い流さないといけないのは、モ二エル瓦と同じですが、カラーベストの場合築年数が15年も超えると旧塗膜が脆弱になる事で砂地状になり、コケやカビに交じり泥水が近隣に飛散することがあります。

大阪市内のように隣との距離が近い地域の場合、最新の注意を払って養生等を行った上で、洗浄することが必要です。

下の写真は屋根の洗浄中・洗浄後の写真ですが、どちらも築年数が20年前後になるカラーベストの為、高圧洗浄後どちらも基材が剥き出しになり、元の色がわからない位に綺麗に洗浄しています。

カラーベストもこの状態になってから次の工程に移ります。

下の写真は両隣の幅が極端に狭く足場が組めない住宅の屋根洗浄です。

高圧洗浄機で洗浄した場合両脇に足場が組めない為、近隣への飛散がトラブルに繋がらないように、写真のように手洗いで洗浄する場合もあります。

洗浄機よりも数倍の労力がかかりますが必要な工程になります。

手洗いですが洗浄機を同等レベルで施工しています。

次に軒樋やベランダアクリル板の高圧洗浄です。

コケや泥が溜まった軒樋も洗浄します。

又、樋が詰まっていた場合洗浄機を当てて詰まった物を洗い飛ばす事もあります。

ベランダのアクリル板も結構ホコリなどが溜まっているので、屋根と一緒に洗い流します。

次に軒樋やベランダアクリル板の高圧洗浄です。

コケや泥が溜まった軒樋も洗浄します。

又、樋が詰まっていた場合洗浄機を当てて詰まった物を洗い飛ばす事もあります。

ベランダのアクリル板も結構ホコリなどが溜まっているので、屋根と一緒に洗い流します。